2日間、お昼の時間も惜しみ、ナイターも含め滑ったのに、やはりわたしもおやじも上達しない。
これはやはりスクールに入るしかないと思ったのだが、舞子高原のことがあったので二の足を踏んでいた。
また同じような先生に当たったら、時間とお金の無駄になるしすごく考え悩んだ。
先生の当たりはずれがあるからね。
でも、わたしもおやじも限界。
意を決してもう一度スクールに入ろうかという話になり、蔵王温泉スキー場にある「ユートピアスキースクール」のパンフレットを見て、夕刻に電話してみた。
とりあえず、翌日の3名のプライベートレッスンというコースを選んだ。
スクールは朝、10~12時までの2時間。
9時半にユートピアスキースクールで手続きするように言われ、翌朝9時半に受付をして10時から講習開始。
ユートピアスキースクールの担当の先生とご対面。
お名前はE先生。
先生はわたしたちより少し上なのかな?
帽子にゴーグルをしてるからよくわからなかったけどね。
わたしたちは多少滑れると話したので、まずリフトで少し上に上がって1人ずつ滑りを見せた。
E先生はカービングスキーというのが入ってきたのがだいたい20年ぐらい前だということと、昔のスキーと違って、カービン
グスキーによって、誰でも簡単に滑れるようになっているとのこと。
なので当然、昔のスキーとカービングスキーとは滑り方(扱い方)が違うという話をされた。
カービングスキーは体重の移動で滑るということだ。
えーーーーーっ!ということは、わたしやおやじのように昔のスキーの滑り方では、当然今のカービングスキーを操ることができないってこと?
ましてや、わたしたちは上級者でもないし、昔のスキーですら自由自在に扱えるレベルではないのだから、カービングスキーなるもので上達しようとしても無理ってことだよ。(上級者だとわりと移行しやすいみたいだけどね。)
その事実を知って愕然とした。
舞子のスクールの先生はそんな話は全くなく、ただ先生のあとを滑るだけだったんだよ。
E先生の話を聞いて、舞子の先生のクズっぷり(失礼)がクローズアップされたよ。
「滑ってれば勘が戻る」って舞子では言われたよ。
E先生の話から考えると、勘が戻っても上達するわけないよな。
というか全く上達なんかしないよ。
無理だ。
E先生は昔のスキーの滑り方だと、スキーの形状が違うため、適切な体重移動ができないとスピードのコントロールが効かなくなるとのこと。
まさしくわたしだよ。
舞子の先生には急斜面では「勇気を持って滑れ」と言われたんだ。
勇気を持って滑ってもスピードは増すばかり、コントロールができない。
E先生の話から考えれば当たり前だ。
勇気だけでは滑れないよ、カービングスキーは。
急斜面でスピードが上がりきり、向かった先に運よく坂があれば、そこでエッヂを立てるとともにスピードも緩むが、それがなかったらそのうちバランスを崩し転ぶだけだよ。
わたしぐらいの年齢での転倒は結構危険が伴う。
頭部でも打ったら大変なことになる。
ということで、E先生はまずボーゲンから教えてくれた。
カービングスキーでは左に曲がりたいときには、右ひざをまっすぐにしたら勝手にスキーが曲がってくれるとのこと。
右回りは逆ね。
えーーーーーっ!昔と全然違うじゃん。
わたしも早速ボーゲンで滑ってみた。
本当だ、膝を伸ばしたら勝手に曲がってくれる!
昔より負担なく滑れるではないか!
うわ~っ、確かに簡単で楽だ。
足の負担はほぼないに等しい。
これにもびっくり。
今までやっていた滑りは何だったんだ!
次男は去年、上越国際スキー場のスキースクールに入ったのだが、滑れるようになった次男を見ていたら、ほとんど棒立ちみたいな感じで滑ってたんだよね。
今でもそうだね。
あんなのでいいの?なんか滑る格好が変…みたいに思っていたのだが、カービングスキーではそれでいいらしい。
体重移動だけで滑れるよさがある。
カービングスキーは誰でも簡単に滑れるようになるために開発されたものだそうだ。
スキー業界もより簡単に滑れるスキーを開発して、少しでもお客を呼び込みたいというのもあったのかも知れないね。
とは言っても、レジャーの多様化により、蔵王もお正月なのにゲレンデは空いていたけどね。
講習内容については、また続きを書きたいと思う。
ただただカービングスキーというものに驚いたの巻でした。
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